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ワイゼル トピックス2005

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12月17日 藤松支社長、同志社大学で開催の「ADVANTY2005−U」(ビークルオートメーション研究会シンポジウム)にて特別講演
 ビークルオートメーション研究会は、津村俊弘大阪府立大学名誉教授を主宰者とする機械 工学、特に自動車、鉄道、産業車両、ロボットなど各種移動体に関する計測, 制御,システム,ITS,情報通信,環境,安全,ビジネスに関する研究,情 報交換,会員相互の研鑽と親睦を目的とし、大学80%、公的研究機関と企業が各 10% の会員で構成される学会です。
( 詳細はこちらを参照下さいhttp://www.is.oit.ac.jp/~komatsu/ADVANTY)

 藤松支社長は、前職(産業機械メーカー)時代からの会員で、同シンポジウム での特別講演は2001 年1月開催のシンポジウム(演題:21世紀における知的 財産のあり方)に次いで2度目。
今回は京都の同志社大学今出川キャンパス「寒 梅館」にて「特許発明と発想法」をテーマに、約1時間、約40名の参加者の 下で行われました。

-----以下は、藤松支社長の講演後記です。-----

 講演の概要は、特許になる発明、所謂「特許性」殊に「進歩性とは」などを 演習を含めて説明し、そのような発明を生むための発想法とその訓練法を最新 の大脳生理学研究成果(特に脳機能イメージング解析)を含めて紹介、発想を妨 げる最大因子である「固定観念、先入観」を打破する様々な発想技法の説明と 演習、そして最後に研究開発テーマの具体的課題などを発想する為の有力手法 「ワークデザイン法」(理想的システム設計法)の一端を家電製品などの事例を 挙げて説明しました。
 参加者の殆どが大学の先生方であり、同シンポジウムの研究発表内容とは全 く異質な内容ながら皆さん非常に熱心に聞いて頂き、中でもN 大学のM 先生か らは「創造力を担う大脳前頭前野の活性状態を測るファンクショナルMRI によ る脳機能イメージング解析は、車両の運転操作におけるヒューマンエラーの研 究にも用いており、また個人的に発想法に関心を持っていたので大変興味深く 聞いた」と言われ、実行委員の先生方からも「大変面白かった」と賛辞を頂き ましたものの、自分としては、前記内容を僅か1時間と言う短い時間内に収め るという無理が災いし、講演の終盤はかなり端折り気味の雑駁なものになった のではないかと反省しております。
 しかし、自分の得意分野である「発想法」については今後とも研鑽を重ね、 ご要望があればお客様のもとにいつでも出張講義できるよう準備いたす所存で す。


11月11日 INFOPRO2005に研究発表
INFOPRO2005 第2回プロフェショナルシンポジュウムにおいて、ワイゼル社員、辻河登、加藤亮の両名が講師として研究発表いたしました。

日時:2005年11月10日(木)〜11日(金)14:00〜15:40
場所:日本科学未来館A会場みらいCANホール(東京都江東区青海2−41)
主催:独立行政法人科学技術振興機構
社団法人情報化学協会 http://www.miraikan.jst.go.jp/j/guide/map_index.html
●11月11日(金) 14:25〜14:50
演題32 「ゲノム創薬時代の効率的な情報収集」
−MODYを中心として−
発表者:株式会社ワイゼル 加藤亮、橋本博之、辻河登、榊原良一

■ INFOPRO2005 発表の概要

1.はじめに

加藤亮

第2 回情報プロフェッショナルシンポジウム(INFOPRO2005)において弊社の 研究発表を行いました。今回のテーマは「ゲノム創薬時代の効率的な情報収集」 というものであり、具体的には、1)疾患分類の変遷を踏まえた効率的な情報 収集、(2)ゲノムデータベースを用いた情報の収集と活用について検討しま した。それぞれについて、以下、簡単にご紹介します。

2.疾患分類の変遷を踏まえた効率的な情報収集
ゲノム解析の技術が発達し、疾患の分類も従来の病態を中心とする方法から 遺伝子異常にもとづく成因分類へと移行し、それに合わせて疾患の分類名(疾 患名)も変遷する傾向にあります。
今回は、疾患の分類とその名称の変化が特 許文献にどのように反映されているかを調べ、効率的な情報収集の方法を検討 しました。
結果として、疾患原因遺伝子名とWHO のような公的な機関が採用する疾患名 を使用することにより、疾患の公式名称に変遷があっても、効率のよい情報収 集が可能であることが分かりました。

3.ゲノムデータベースを用いた情報の収集と活用
近年のゲノム情報の増大により、ゲノムデータベースは格段に進歩していま す。この背景を踏まえて、知名度の高い商用データベースDGENE(Thomson 社) と公共のゲノムの特徴を調べ、それらの活用方法を検討しました。
その結果、(1)公共DB は基礎的な疾患情報及び原因遺伝子の情報収集/解析 に有効(2)DGENE はプライマー・プロモーター等の産業上有用な技術の動向解 析に有効(3)公共データベースとDGENE を組合せることにより、新規な研究 テーマの探索を行うことが可能の3つのポイントが示されました。

4.発表についての質疑応答
発表についての質問とそれに対する応答は次のとおりです。

Q1:日本の公共データベースはないのか?
A1:ある。KEGG のようなデータベースがある。

Q2:人種についての遺伝子情報を調べる公共データベースはあるか?
A2:ある。dbSNP がある。ただし、今回の検討の対象ではないので詳しく回答 することはできない。

Q3:なぜDGENE を用いたのか?なぜRegistry やPCTGEN は用いなかったのか?
A3:他のDB にはない知識マイニングに有用なフィールドが存在するためであ る。
11月11日(金) 15:15〜15:40
演題34 「特許情報の知識マイニング」
−分類などによる化合物の生理活性の定量的予測方法−
発表者:株式会社ワイゼル 辻河登
     株式会社ジー・エス・プラッツ平野弘之
     東京工業大学大学院石川智久

■ INFOPRO2005 発表の概要

辻河登

既存の化合物の構造(Markush 方式の化合物を含む)を登録した化合物データ ベースから、当該データベースに実測値・推算値が登録されていない化合物の 活性(物性)を定量的に予測・推算する方法を見出し、そのシステムを開発し た。
各データベースに固有の分類、コード、キーワードなど、統制された体系 を有するインデキシングシステムの要素を記述子とし、また必要に応じて各要 素を編集して発生させた分類などを記述子に加え、重回帰法により得られたモ デル式を利用した活性(物性)予測検索式を作成する方法である。
多様な構造 を持つ化合物ライブラリーを収集し、目的とする活性(物性)を評価するには 多額の費用を要する。
しかし、我々が開発したシステムを利用することにより、 特許などのデータベースに収録された膨大な化合物の中から、多額の費用をか けることなく、評価すべき化合物を迅速かつ容易に選択することが可能となっ た。

なお、発表後、複数の企業からそれぞれの企業での本システムに関する説明 を求められ、応諾した。また、毒性データ(JAPICDOC)、他の化合物データベー ス(例:日化辞Web)との連携の可否についての照会もあった。
これらのデータ ベースとの連携は可能である。


09月21-22日 森久子(大阪支社勤務)が京都繊維工芸大学 にて講演
京都工芸繊維大学での知的財産研修を終えて

京都工芸繊維大学から、「知的財産研修」の講師ということで、声をかけてい ただいたのは、8 月初旬のことでした。
昨年、京都発明協会相談員という立場で させていただいていたのですが、今回は、社長・支社長のご了解の下、潟純C ゼルの社員として、お引き受けすることに致しました。


京都工芸繊維大学は、京都駅から地下鉄烏丸線で約20 分、「送り火」で有名 な「妙」・「法」山の近くの「松ヶ崎」駅近くにあります。
大学の歴史は古く、 1899 年に「京都蚕業講習所」に端を発し、1949 年に国立「京都工芸繊維大学」 として設立され、京都という風土の中で、時代の進展に合わせた発展をしてい ます。
最近では、「地域共同研究センター」が設置され、地域の産学連携の拠点 となっています。更に、2005 年度からは、知的財産管理アドバイザーが派遣さ れ、「知的財産本部」が設置されるなど、知的財産を巡る活動が活発です。
今回 の研修は、「地域共同研究センター」と「知的財産本部」の共催で行われたもの です。

「事前打ち合わせ」(8/26)で、講義の内容を検討し、テキスト作成(9/9 校了) を経て、9 月21 日、2日に亘る研修の第1日の3番目に「先行技術調査につい て」と題して、15:30 から17:20 の約2 時間、参加者:約30 名(企業からの参 加者が半数以上、他は学校関係者、学生等)の研修を行いました。
IPDL の公報 テキスト検索を中心に手作りのテキストを使い、インターネット画面をプロジ ェクタで表示させながら、自分自身が初心者のときに戸惑った特許と実用新案 の違い、「公報の種別」の説明など実物を表示しながら時間をかけて説明しまし た。
又、潟純Cゼルでの実務経験に基づき、調査で注意すること等も付け加え ました。
終了後、商用データベースと比較したIPDL のメリット、デメリット、 外国調査はどこまでできるかなど、活発な質問をいただきました。参加者した 方々がとても良い雰囲気を作って下さいました。

久しぶりの研修で、言葉足らずの説明、時間配分等、反省することはたくさ んありますが、今回の研修の機会をいただきました京都工芸繊維大学の地域共 同研究センターの皆様、会場で快い雰囲気を作ってくださいました参加者の皆 様に感謝いたします。 http://www.liaison.kit.ac.jp/chizai/index.html


08月02日 藤松支社長 テレビ『世界バリバリバリュー』に出演。
 藤松大阪支社長が、島田紳助司会による毎日放送TV『世界バリバリバリュ ー』の中で、島田紳助の古くからの友人であり、嘗てオートバイのカリスマラ イダーとして知られた、千石清一氏の窮地を救った技術者として紹介されました。

千石氏は、現役ライダーを引退後高級オートバイの販売で成功しますが、阪神 大震災で店舗が罹災、売り上げも激減、加えてイタリアの友人から詐欺被害を 受けるなど資金はゼロに、遂にホームレスになることも覚悟しました。
しかし、あ るホームレスから、「お前はここに来るのは未だ早い、もう一度頑張れ」と激励 され、再起を決意しました。
そんな折、2人の若い人から、自動車の画期的な排ガス浄化装置の販売方法 について相談を受け、その性能の素晴らしさを確信した千石氏は、3人でエコ ビジネスの会社を立ち上げます。
しかし、その装置(商品名「エコチャージ」)の 優れた効果を認めてくれる会社は皆無に近く、殆どが「そんな効果は常識では 考えられない」と門前払いの繰り返し、会社は再びどん底状態に陥りました。
そんな時、ある大手企業の一人の技術者が、エコチャージの「排気された汚 染ガスを浄化するのではなく、エンジンに吸入される直前の空気中の酸素を活 性化させ完全燃焼にもっていく」という正に「逆転の発想」に強い関心を持ち、 自社で半年におよぶテストを行い、その驚異的な効果を実証確認、純正部品と して採用してくれたのです。
これを機に「エコチャージ」は、爆発的に売れるようになり、千石氏は今日 成功者となりました。
その一人の技術者とは、フォークリフトのパイオニア企業で あるTCM株式会社の当時、技術部長であった藤松大阪支社長でした。

番組では、以上の波乱に満ちた千石氏成功物語と神戸の豪華ホテルで開催さ れた社員と家族の慰労会で、いわば恩人である藤松支社長と思いがけず再会す ることが出来た千石氏が涙する感動の場面も放映されました。


05月31日 2005年5月より化粧品分野の教育・研修事業開始
弊社は、医薬・バイオの特許調査において多大の実績と信頼を得ています。

医薬品と化粧品とは技術領域の共通部分が多いことから、化粧品分野に焦点を 当てて、化粧品の研究開発に携わる皆様への「特許情報調査サービス」および 「特許情報検索講習会」を用意いたしました。
詳しくは、弊社ホームページ「化 粧品の研究開発に携わる皆様へのご案内」をご高覧下さい。


04月30日 2005年4月1日ワイゼル大阪支社開設
藤松喜久次(支社長)、森久子(調査担当)、上原奈々美(総務担当)が頑張 っています。
お陰様にてかなり忙しくなってきました。
本社勤務でした屋代菜海(翻訳担当)が11月28日付け大阪支社へ転勤し ました。

2006年1月からは、前武田薬品株式会社知的財産部情報戦略シニ アマネージャーであった渡辺温(副支社長)が入社し、医薬・バイオ部門にお いてますます充実した陣容となります。



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FAX.06−6447−1256


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